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医療

2010/12/12

インフルエンザとタミフル。

最近授業の関係でインフルエンザやタミフルについて検索をかけていたら、嘘八百並べ立てたページがいくつも引っかかりました。
検索してあんなのばっか引っかかってきたら正しい知識なんて得られないと思うので、自分で書いてみることにしました。(←欲しい情報が得られなかった怒りも含まれてます。)

1.インフルエンザは恐ろしい病気です。毎年数千人の人が亡くなってます。
ぶっちゃけ、年間死亡者数はエイズより多いです。

2.インフルエンザはウイルス性の病気です。抗生物質は効きません。

3.「タミフルにはウイルスを殺す作用はないから効かない」というのは真っ赤な嘘です。
タミフルの作用はウイルスの拡散を防ぐもので、拡散できないウイルスはそのまま自滅していきます。
結果的に免疫細胞がやっつけるウイルス数が減り、病気にかかっている期間の短縮や重症化の軽減につながります。

4.「タミフルにインフルエンザ感染予防の効果はない」というのは本当ですが、発症予防には効果アリです。ただし、薬を飲んでいる間だけです。免疫が出来るわけではありませんから。

5.「インフルエンザワクチンは体に悪いから打たない方がいい」というのも大嘘。

「インフルエンザ・ワクチンは打たないで!」というふざけた本があるのでその内容について反論してみましょう。

・インフルエンザ・ワクチンは血液中にしか抗体 を作れず、のどや鼻には抗体ができません。ウイルス はのどや鼻から入るから感染 はまったく防げないのです。当然「家族や周囲の人や乳幼児にうつさない」ということも不可能です。
→血液中にしか抗体を作れない、当然です。抗体とはそもそも血液中に存在するものなのです。
 「感染=インフルエンザになる」ではありません。感染とはウイルスや細菌が体の中に入ることで、インフルエンザにになるというのは体の中に入ったウイルスが増殖してインフルエンザの症状が出ることを指すのです。

・高齢者の肺炎や乳幼児の脳症はインフルエンザとは無関係です。「かかっても重症化を防ぐ」も嘘。そのようなデータは全くありません。
→関係大アリです。肺炎はインフルエンザによって体力・免疫力が低下した結果引き起こされるものですし、脳症は「インフルエンザ脳症」です。
 「重症化を防ぐ」は言い過ぎですが、抗体が出来ていればない場合より早くウイルスを攻撃することが出来るので「重症度を減少」させることが出来ます。

・「打っておいたほうがいい」どころか副作用があるから怖いのです。死亡者も出ています。打たないほうが安全だし安心です。そもそもワクチンは病原菌なのだし薬事法上は劇薬です。接種にはもっと慎重であるべきです。
→副作用があるから怖い?副作用のない薬なんて無いのです。ワクチンの副作用で死ぬ人間よりもインフルエンザの重症化で死ぬ人間の方が遥かに多いです。
 ワクチンは病原菌に無毒化・弱毒化の処理を施したものですし、劇薬でもありません。

 
薬事法 第44条 毒性が強いものとして厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定する医薬品(以下「毒薬」という。)は、その直接の容器又は直接の被包に、黒地に白枠、白字をもつて、その品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。

 劇性が強いものとして厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定する医薬品(以下「劇薬」という。)は、その直接の容器又は直接の被包に、白地に赤枠、赤字をもつて、その品名及び「劇」の文字が記載されていなければならない。


 前2項の規定に触れる毒薬又は劇薬は、販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で貯蔵し、若しくは陳列してはならない
↑ワクチン、販売・授与・貯蔵してますよね。


・インフルエンザ・ワクチンは儲かるからなくならないのです。皆さんも、マスコミやお友達の言うことを真に受けずに、この本で真実を知ってください。
→企業は儲かるものしか作りません。


・インフルエンザは2,3日寝ていれば自然に治る「かぜの一種」にすぎません。恐ろしい病気ではないのです。
→全く持って違います。風邪は細菌性、インフルエンザはウイルス性です。
 繰り返しになりますが、インフルエンザによる死亡者は年間数千人ですよ。


・インフルエンザにかかっても熱を下げてはいけません。熱は体がウイルスと闘っている証です。
→人間の体はタンパク質で出来ています。タンパク質は43℃ぐらいから変性し始めると言われています。つまり40度を超える高熱の状態が続けは死んでしまうと言うことです。死ぬまでいかなくても、一度変性してしまったタンパク質は元には戻らないので障害が残ることもあります。(インフルエンザは関係ありませんが、ヘレン・ケラーの三重苦は幼い頃の高熱が原因です。)
 体がウイルスと闘っている証だから熱を下げてはいけない、という理論も間違いです。機械は冷却装置で熱を冷ましてやらなければオーバーヒートして壊れてしまいますよね?人間だって同じです。


・解熱剤タミフル脳症の原因と疑われています。大人も打つのはやめましょう。
→タミフル脳症という言葉がそもそもおかしいのですが、脳症の問題は解熱剤やタミフルとの因果関係が問われているのであって、それにワクチンが関係してくるなどあり得ません。


・昔のような猛威をふるうことは 考えられません
→感染症の流行度合いは致死率と感染力のバランスによって決まります。感染力が強くても致死率が高すぎれば感染が広がる前に感染者が死んでしまうので大流行にはなりません。致死率がそこそこで感染力の強いウイルスが現れたときこそパンデミックの危機なのです。



もっとも、この本には正しいことも書いてあります。(「クオリティの高い嘘をつくには本当のことを混ぜるべし」の実践か?)

インフルエンザ・ワクチン はもともと流行を予測して作られているだけ。そのうえに、インフルエンザ・ウイルスは日々猛スピードで形を変えるので効果は期待できません。
→ワクチンは前シーズンの終わり頃のウイルスの型を元にして作られます。次のシーズンがくるまでにウイルスのどの部分がどの程度変化するかによってワクチンの有効性は決まるのです。


・自然にインフルエンザ に感染したほうが、ワクチンとは比べ物にならないほどの強い抗体 が作られます。
→ワクチンに入っているのは無毒化・弱毒化されたウイルスです。飼い慣らされたペットより、野生の猛獣を倒した方が強くなれるのは当然ですよね。


・インフルエンザ・ワクチン は 接種する医師にはいい商売になります
→日本の医療制度は診療報酬が低く、また、処方箋料といって薬を出すことで報酬がもらえる仕組みになっています。この話には関係ありませんが、この制度が薬剤耐性菌の温床になっているのです。


・ほんとうは 病院に行かないほうがいい
→病院に行くと感染を広げることになります。あなたが体力があって、体が丈夫で、病欠に対して理解ある職場に勤めているなら家でゆっくり休んで下さい。


最後に、
6.タミフルを飲んで二日後に熱が下がったので医者に相談したところ、飲むのをやめて良いという指示があったので、薬は残っていたが飲むのをやめた。
→これ、絶対しないで下さい。タミフルの服用は5日間が原則です。(基本ではありません。)
 熱が下がったからといって飲むのをやめると、周りにウイルスをまき散らすことになります。「熱が下がった=ウイルスがいなくなった」ではないのです。
 っていうか、医者ではなくて薬剤師に相談して下さい。医者が知っているのは病気と薬の組み合わせ。薬剤師は、病気に対してその薬を使う理由、その薬が何故効くのかを知っています。
 



薬剤師は薬のエキスパートです。薬の相談は薬剤師に!
そして、日本における薬剤師の地位向上を!!(←薬剤師のタマゴの心の叫び)

2010/04/14

救世主兄弟。

歴史学、最初のレポートのテーマです。レポート、といっても400字詰めの原稿用紙1枚に手書きで(!!)、ですが…。

救世主兄弟とは・・・
 兄・姉の病気を治すために生まれてきた子供。体外受精で兄・姉とHLA(免疫遺伝子)が適合するものだけを選び出して妊娠・出産する。
 HLAが完全に適合していれば、移植をしても拒否反応が出ず、免疫抑制剤を飲む必要がない。しかし、適合するのは他人なら数万人に1人、兄弟でも4人に1人である。

 1つの命を救うためだけに新たな命を生み出すことが許されるのか。欧米では大きな論争が巻き起こった。
 
 イギリスでは「臓器移植のために兄弟が作られることが懸念」されるとして、4年間の議論の末『ヒト受精・胚研究法』(2008年11月)が作られた。これは救世主兄弟を細かく制限したもので、大まかにいうと「救世主兄弟を作るのは兄・姉の病気が血液病である場合に限定し、臓器移植を目的とする場合には認めない」というものである。
 
 対してアメリカでは、法的規制はなく、医師と患者が良心に従って決めるべきで、安全は自主規制によって保たれる、と終始一貫した態度を貫いている。

これを元に問題提起をするわけです。たとえば・・・
・選ばれなかった受精卵は?
・救世主兄弟が兄・姉を救えなかったら?
・救世主兄弟を代理母に生んでもらったら?
・もし自分が救世主兄弟だったら?        等々。

これを1週間でピックアップして、400字にまとめるわけですよ。しかも、起承転結付きのわかりやすい文章でsign01

うーん・・・、まとめらんないかもcoldsweats01

しかし、10日ぶりの更新なのに堅い・・・。( ̄◆ ̄;)